2018.07.18
今日のテーマは「胆管がんが増えているそうです。『がんをよく知るための講座』より…」でお送りします。
※今回の記事は神戸大医学部付属国際がん医療・研究センターの味木徹夫センター長が、先日開かれた。「がんをよく知るための講座」(兵庫県予防医学協会・神戸新聞社主催)で講演した内容を参考に書いています。
【胆管がん】
肝臓と十二指腸を結び、肝臓でつくられた胆汁を十二指腸まで通す役割をしている器官で、ここに出来る癌を指します。
胃がん・肝臓がんなどが減少傾向にある中、胆管がんは増加傾向にあるそうです。
5年生存率が低いがんで有名で、がんの中でワースト2の位置にあり20~30%と非常に治りにくいのが現状です。
また、胆管がんはほとんどの場合が無症状で、腹痛や黄疸がきっかけで見つかる事があっても、その時点で90%は進行がんになっています。
やく40%は、発見時に転移していると言われています。
もっとも有効な治療は、外科手術で発見時に「まず手術が出来るかどうか」の判断をします。出来ない場合、抗がん剤治療になりますが、有効な抗がん剤は3種類しかないのが現状です。
手術が出来るか?出来ないかも施設によって分かれる事があります。神戸大学では、先生曰く6~7割の患者が手術に対応出来ていると言う事で、病院選びも重要かも知れません。
怖いの一言ですね。
では、また明日です。 by Oshobu~
スポンサーリンク