2017.08.27
今日のテーマは「認知症予防にサプリメントを活用!(予防・症状緩和)」でお送りします。
※まず初めに大切な確認事項です。現在(2017.08.27)、認知症改善・予防につながる科学的な根拠が示されているサプリメントはありません。が、期待されているものは多くあり研究が進んでいる途中です。今回の記事では、期待されていると言う着眼で書いていきます。
今回は順天堂大学大学院、認知症診断・予防・治療学講座の田平武客員教授が神戸新聞に寄稿されている内容を参考に書かせて頂きます。
●フェルラ酸
最近、認知症予防ができる可能性があると話題です。
米ぬかに多く含まれ、強い抗酸化作用があり周辺症状の改善も期待できる成分です。
●クルクミン
カレー粉に使われるターメリックから抽出できる、クルクミンは上記のフェルラ酸の分子が二つ結合した物質で、抗酸化作用が強い。
動物実験の段階では、アルツハイマーの患者の大脳皮質上に現れるアミロイド斑(はん)を溶かしたり、脳への固着を防ぐ作用が確認されています。
※田平教授の臨床現場では、クルクミンの吸収率を高めるため「ピペリン」「スクワレン」「ドコサヘキサエン酸」などが配合されたサプリが活用されています。
「ピペリン」=黒コショウの成分
「スクワレン」=サメの肝油
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●レシチン・プラズマローゲン
大豆や卵黄に多く含まれるレシチン・プラズマローゲンも、抗酸化作用と神経伝達物質のバランスを整えたり、ブドウ糖を代謝したりする作用が期待される。
この二つの物質については、田平教授の臨床試験の中間報告で良いデーターが出ています。
まだ最終段階の結果は出ていないわけですが、サプリですからね^^主治医に相談してOKが出れば、被介護者に飲ませても良いかもしれません。
では、また明日です。
by Oshobu~

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