介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

褥瘡(じょくそう)=床ずれを学ぶ

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2016年5月27日

 

「褥瘡」←読めますか?^^;

わたし、恥ずかしながら読めませんでした。「じょくそう」と読むのですが、じょくそうと聞いてもピン!とこない。要は床ずれの事です。

 【褥瘡(床ずれ)とは?

まだ、寝たきりの方の介護をしたことのない方はイメージ出来ないでしょう。

寝たきり、もしくは寝返りのうてない状態になると発生しやすくなります。

 

ずっと同じ体制で寝ているため、ベッドの布団に触れる面に体重の圧がかかり続け、血流が途絶え続け、酸素・養分の供給がなくなり細胞が壊死します。

これが、床ずれです。

【かなり厄介なもの】

私の母は寝たきりになって、しばらくして床ずれになってしまいました。

背中にポコッ!と十円玉の2倍位の穴が開きました。

 

これ当時の、私と父に知識が不足している為に、母を苦しめた一例です。

もちろん、炎症を起こしているので痛いです。生活の質が下がります。

感染症の危険度も当然上がります。本気で予防せねばなりません。

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【予防できる】

危険な目安は、早ければ同じところに圧が2時間以上かかると床ずれの初期症状が出てくると言われています。この段階では、まだ皮膚が少し赤い程度です。

 

ですから、2時間に一回程度少し体を動かして、圧迫位置をずらすことが予防につながります。ただ、介護者も睡眠が必要ですのでクッションをうまく使い、体の角度を工夫して、圧がかかりにくい状態をつくり夜中は介護者も睡眠を確保します。

 

いや~、介護は本当に大変です^^;

【できやすい場所がある】

要は、出っぱっているところですよね。仰向けで寝るとすると、ひじ・ひざ・かかと・おしり(特に尾てい骨あたり)・肩甲骨・頭部です。

私の母は、すごく背中が曲がっていたので、背骨の真ん中あたりにできました。

 

寝ている、体制により出っぱっているところを、気にかけてあげて下さいね。

※車椅子に長時間座っていてなることもあります。注意!

【できてしまったら】

あまく考えないで、必ず専門医に見せてください。くれぐれも、一般薬局で薬買って、塗って終わり!なんてやめてくださいね。

 

大変なことになります。

潰瘍まで進む→白くなる→黒くなる→皮膚が壊死→皮膚が脱落(穴が開く)→脂肪層露出→骨が露出 ね!怖いでしょ。被介護者がかわいそうです。

 

知識をもつ・意識するで、介護はかなり質の違ったものになります。

 

それでは今日はこんな処で。

みなさん、良い週末を!^^

   byおしょぶ~