2018.04.21
今日のテーマは「認知症になった認知症専門医の話し」でお送りします。
もう3月の記事になりますが、朝日新聞に認知症専門医の長谷川和夫さんのインタビュー記事が掲載されておりましたので、それをもとに書かせて頂きます。
【長谷川和夫さん】
1929年生まれ。認知症介護研究・研修東京センター長などを歴任し、医療やケアの普及、教育にあたった。現在は同名誉センター長。
半世紀に渡り、認知症専門医として現場におられた。89歳の今は名誉職だが「認知症になっても心は生きている」をモットーに、安心して暮らせる社会を目指し、自身も認知症の一人だと公表された。
インタビューでは自身の経験をお話なられているのですが、自分の認知症を疑ったきっかけは、「自分が体験したことに、確かさがなくなった」ことだそうです。
例では、散歩中に鍵を閉めたか不安なったシチュエーションを上げておられますが、以前なら鍵の確認に帰り、閉めてある事を確認すると「安心してそれで終わり」でも、今はその確かめたと言う行動に確かさが持てないそうです。
うん。さすがお医者様。分かりやすい説明ですね。その上、ちゃんと自ら病院に行き診断を受けたそうです。
「弟子が院長をしている専門病院に、家内と行ったんだ。MRIや心理テストを受けたら『嗜銀顆粒(しぎんかりゅう)性認知症』っていう診断がついた。物忘れ以上のものを自覚していたから、あー、やっぱり、と。戸惑いはなかった」
https://www.asahi.com/articles/ASL376VTXL37UTFL011.html
上記は先生の言葉をそのまま、朝日新聞から引用させて頂きました。
弟子が院長をしている専門病院…なんか頼もしいですね^^
あまり聞かない認知症の種類ですが、このタイプは物忘れや頑固になるといった症状が出るとのことですが、進行は遅いそうです。記事のインタビュー全体をみても、先生の症状はまだ初期と素人ながら感じます。
先生が自身の認知症を公表したのは、専門医であることが知られている先生が、告白して講演などで体験を伝えて行けば、普通に生活しているとわかってもらえる。認知症は暮らしの障害で、暮らしがうまくいくかどうかがいちばん大事だとおっしゃっています。
確かに認知症に対する、間違ったイメージ・メッセージが世に伝わっているのを感じる事は多いので、わたしも微力ながらブログで発信を続けて行きたいと、改めて思いました。
では、また明日です。by Oshobu~
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