2017.12.27
今日のテーマは「その『怒りっぽい』の、MCI(軽度認知障害)のサインかも…^^;」でお送りします。
「東京医科歯科大学脳統合機能研究センター」認知症研究部門特任教授、朝田隆(あさだ・たかし)さんが監修されたコラムを読む機会がありましたので、そこからまとめてお伝えします。(メモリークリニックお茶の水院長でもあります)

認知症かな? と思ったらすぐ読む本 (しっかりわかる新しい医療)
- 作者: 朝田隆(メモリークリニックお茶の水院長)
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2017/01/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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高齢のご家族で、最近怒りっぽいな~と言う方がいたら注目のお話です。
脳の機能が低下すると、感情をつかさどる働きが落ち自分の感情を抑えられなくなります。「アルツハイマー型認知症・レビー小体型認知症」では、猜疑心が強くなり人が信じられなくなる傾向があります。
これ、わたし経験があります。父に近所の人何人かに「息子がわたしの年金を勝手に使い込んでいる…」なんて言いふらされて、一時白い目で見られましたが、だんだん近所の人が父の本当の姿を見る事が多くなり、最近は「お父さん多変ね~と」と笑顔で声をかけてもらえるようになりました(苦笑)
こんな事、ないですか?
- 思い通りにならないと「だまされた」と言う
- 財布が無いと家族を疑う
- 家族が集まって話していると「仲間はずれにされた」と言う
上記は一例ですが、こうした「怒りっぽさ」はMCI(軽度認知障害)の信号かもしれません。簡単に言うと、「認知症」の一歩手前で正確な診断・正確な対処で認知症に進まない可能性が十分にあります。家族に心当たりがあるなら、専門医まで…
では、また明日です。
by Oshobu~