2017.03.09
こんにちは。
今日のテーマは「タクシー運転手71歳・乗客93歳!27時間行方不明の末に…」でお送りします。
少し前2月の初めごろの話です。場所は鹿児島です。
【高齢者は場所をうまく説明出来ない】
うちの父もそうなんですが、タクシーに乗るのは良いが行き先を上手く説明出来ません。近所(徒歩10分)のスーパーからタクシーに乗って、上手く家が説明できずに、運転手さんにあっちこっち行ってもらって、やっと着いたらタクシー代7,000円とかで、払えないから運転手さんと玄関まで来て、わたしが払うみたいな事が何回もありましたね(苦笑)
今回のこの事故はとても笑いごとではありません。報道からはこの93歳の女性が認知症なのか?判断能力がどれ程あるのかは読み取れないので、迷った原因はドライバーにあった可能性も排除は出来ません。
運転手さんは、2月7日の午後に鹿児島市内でこの女性を家族宅から乗せています。目的地はこの女性が入所する施設です。ところが名前の似た別の施設に立ち寄ったところまで確認出来ましたが、そこから行方不明となりました。
ここからはわたしの想像です。通常被介護者を一人でタクシーに乗せる場合、行き先を運転手に伝えるのは家族(介護者)の場合が多いと思います。なので、この第一段階の施設を間違えたのは、運転手さんの可能性が高いですね。施設の名前を聞いて、よく似た方の施設と思い込んでの出発です。
さて、ここからですが運転手さんは困って乗客の女性に場所を聞くはずですが、女性からすれば間違った場所に連れて来られて、「ここからどう行くか?」なんて聞かれても分かるはずないですね。
運転手さんも焦ったのでしょう。途中で脱輪して動けなくなります。
二人とも携帯電話は持っていません。運転手さんは助けを呼ぶため、彼女を残し徒歩で進みますが、足をすべらせて崖から落ちてしまいます。
先に発見されたのは、タクシーに残された女性で無事でしたが結果論ですね。
93歳の女性が飲み食いなしで、27時間放置は危険な状態であった事は間違いありませんね。その後近くの崖下で運転手さんは発見されましたが、意識不明の状態です。
時間は遡れません。起こってしまった事は仕方ないのですが、防げた事故の様に思い残念です。
①家族から行き先を聞いた時、確認は十分だったのか?
②間違った施設に行ったとき、その施設の人に同じような施設を知らないか聞いたか?
③71歳のドライバーを乗せておいて、タクシー会社はカーナビも携帯も無しと言う事が安全管理上適切なのか?
まぁ、後の祭りですが…
では、また明日です。
by Oshobu~