2020.11.22
読者様におかれては、日々の感染拡大防止生活ご苦労様です。
今回はちょっとコロナを離れます。
正直、嫌な事件で「この男がアホなだけ」ぐらいで済ませたいのが本音ですが、高齢者・介護問題を追ううちに「8050問題」にも辿り着いて、長く書いて来ましたので、無視出来ない事件です。
※参考記事↓
事件の概略ですが、2020年11月16日に東京 渋谷区のバス停で、路上生活をしていた女性が殴られて死亡した事件です。
亡くなった女性の身元と言うか、名前は分かっていて64歳の方で職業・住所不詳と言う立場の方です。
ハッキリは分かっていませんが、この被害者は8月ぐらいから被害に遭ったバス停で暮らしていたそうです。暮らすと言っても、おそらく雨風もまともに防げない状況だと思います(バス停には夜中に寝に来るだけで日中の行動は不明)。
64歳と言えば、もう前期高齢者手前…公共の窓口を頼って欲しかったな~と思いますが、人には人の事情があるのでそんな「単純な話」ではない背景があったのかも知れません。
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さて、容疑者の男 職業不詳(46歳)ですが、そのバス停の近くの住人です。
近所の人の話ですと、いったん就職はしたものの辞めて実家に戻っていた様です。
また、別の近所の方には「自分はあまり外に出ないので、ベランダの窓から見える世界がすべてなんです」と言っていたとか…
容疑者はふだんから深夜に周辺を散歩していたということですから、その時に被害者の女性を見つけたのでしょう。
ここからは、報道から読み取った筆者の推量も入りますが、容疑者はほぼまともに仕事をしておらず、家でほとんど暮らしていてたまに外を散歩する程度…
これ、今の基準で行くと「引きこもり」に入るかも?知れません。
今の引きこもりの定義は、家から一歩も出ないとかではなくて、半年間程度基本家族以外と交流がない状態を指します。
家の中に居るのが基本ではありますが、例えば近所のコンビニには出かける・或いは趣味のアニメの為に秋葉には行く…こう言う一見外部と接触がある行動が混ざっていても、引きこもりらしいです。
さて、容疑者がなぜ女性を殺したか?
報道からの読み取りでは、殺意は無かった様です。
「痛い思いをさせればバス停からいなくなると思って殴った。まさか死んでしまうとは思わなかった」
こう供述しています。
まさに、「利己主義」と思慮が浅い・稚拙・胆略的…を絵に書いた様な行動です。
単純に、夜近所を散歩すると言う「日課」に対して、この女性がバス停に居ると言う風景が邪魔…その程度の感覚だったと想像します。
さて、捕まった様子ですが、実は自ら交番に出頭しているのですが、お母さんが付き添っていた様です。
公開された防犯カメラにはハッキリ映っていたようなので、お母さんが説得したのかも知れませんね。
46歳のお母さんですから、普通に考えて60代後半~70代前半ぐらいのお歳でしょう。
もちろん一番気の毒なのは被害者ですが、このお母さんの胸中を思うと苦しいですね。
筆者の本音は、最後ぐらい一人で決めろよ(出頭しろよ)ですけどね。
別に引きこもりでも良いけど、こんな事にはならない様にしてもらいたい…
では、また次回です。by おしょぶ~
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