介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

原爆経験の生の声はもう少しで消えてしまう…記念資料館に続々資料が寄贈されています。

2020.08.06

 

読者様におかれては、日々の感染拡大防止生活ご苦労様です。

 

今回のテーマは「原爆」ですが、注目点としてはこのブログらしく「被爆者・家族の高齢化」です。

 

神戸新聞(2020.08.06)

神戸新聞(2020.08.06)

ご存知の通り、広島に原爆が投下されてから本日で75年が経ちました。

まだ本人が「被爆者」でご存命の方も少数ですがいらっしゃいます。

 

また、被爆者本人から直接体験談を聞いたり、重い後遺症を抱えながら生活されているのを看て来た家族もいます。

 

ただ、みんな高齢者になりつつあるのが現状です。

 

上の記事の内容ですが、被爆者・家族の高齢化が背景で、原爆関係の資料をもう手元に置いておけないと言う事で、毎年数百点の寄贈が広島平和記念資料館にされていると言う内容です。

 

記事に出ておられる男性は、原爆投下時ひとり別の場所に疎開していて助かりました。父・母・妹・妹の家族4名は「爆焼死」だそうです。

 

しばらくして、家を見に行きましたが「遺骨」も「遺品」のひとかけらも無いと言う惨状でした。

 

男性は親戚の家を転々として、支援を受けながら大学を卒業・結婚…今はお孫さんがいる83歳です。ご苦労されたと思いますが、「しっかり生きて来られたんだな」とも感じる人生ですね。

 

この度、自分がこの世に居なくなっても「ここだと残していてくれる」と、資料を広島平和記念資料館に寄贈されたそうです。

 

この「語り」や「記憶」が「記録」だけになって行くのは、人間の命に限りがあるので受け入れるしかありません。

 

平成は経済的には良くなかった時代と言われていますが、筆者は戦争が無かった時代としてすごく評価されるべき時代だと思っています。

 

令和もそうありたいですね。

では、また次回です。by おしょぶ~

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