2020.07.10
読者様におかれては、感染拡大防止生活ご苦労様です。
昨日、東京が過去最高224人感染者で、重症者は少ないものの社会として注視が必要です。
さて、話は大きく変わりまして我が家の介護日誌でございます(笑)。
父をバカにするとかの趣旨で書くのではありません。
強いて言えば、わたしを含めて「人のお金への執着」を揶揄すると言うか…
2日前の夜に、突然血相を変えて父がわたしの部屋に来て…
「おい!おれの通帳どこや!!」←偉そうww
(*'ω'*) ぴん!これは、マズい時のオヤジや…
すぐ、我が方も「銭湯戦闘態勢」に入りました(笑)。
息子「まず、夜中に大きな声出して、しかも偉そうなしゃべり方せんといてくれる!それで通帳がどうしたの?おれが持っているけど…」
父「うるさい!返せ!お金が入って来るんや~返せ」
息子「まず、ちゃんと説明して…」
父「オンワード樫山から金が振り込まれるんや!おれの金やぞ!」
(*'ω'*) あ!もうオチが解ったわ(笑)。
※ココで、この物語の背景をお伝えします(笑)。
父は定年までアパレル大手の「オンワード樫山」に勤めておりました。ただ、大手と言いましても「百貨店不況」に入ってから業績は苦しいです。
で、かなり昔の話になりますが「厚生年金基金」の解散がありました。このブログに遊びに来て頂く方はよくご存知かも知れませんが、年金の3階建て部分ですね。
国民年金が1階・厚生年金が2階・厚生年金基金が3階←この部分は任意なので解散が出来ます。
(*'ω'*) もう全て読めた。父はおそらく今になって古い書類を見つけたのでしょう。
父「早、通帳出さんかい!おまえ又おれの金を盗るつもりやろ~」
※これ、認知症の恐怖観念・被害妄想の症状です。
息子「又…人聞きの悪い事言うなよ!今まで1度も盗った事ないわ」
父「何でも良い!通帳出せ!」と言いながら、見つけた書類をポケットから出して来て、振り回しました。
(*'ω'*) あ…これか。
息子「お父さん…まず落ち着いて、その書類の日付見てみい?」
父「👀え?」
父を宥めながら、レジュメのページを丁寧にめくっていきました。
オンワード樫山の厚生年金基金解散による、配当金の受付締め切り日が書いてありました。
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2014年2月28日…
息子「お父さん、今何年ですか?」
父「…」
息子「お父さん、今何年ですか?」
父「わからない…」
わたしは、その日の新聞とカレンダーを目の前に置いてあげて…
お父さん、今は2020年7月8日ですよ!
父「…」
父「…」
父はまだ信じないので、捨てる前の古新聞や雑誌を見て…
ホンマや、2020年や…
で、父はおれに偉そうに間違いで怒鳴った事など無かった様に、部屋に引き上げて行きました。
(*'ω'*) 一言謝れよ。
で、夜中の2時頃ですよ。トイレに行くときに気が付いたのですが、父の部屋から灯りが漏れていました。
(*'ω'*) どうしたの?
部屋に入ると、その書類を「じ~」ながめてため息をついて、寝れない様です。よくよく話を聞くと、その2014年の締め切り日に書類を提出していないで「損」をしたと思いこんでいる様です。
父はものすごい失敗をしてしまった…みたいな後悔の表情ですが(苦笑)…
実はこれ、わたしが手続きを代行してちゃんと父の口座に入金されています。
ただ、わたしが父の通帳を管理する様になったのは、この数年後でわたしの手元に記帳された通帳がないので、見せてあげれないんです^^;
なんせ、わたしが管理する様になった理由は、あまりに何回も通帳・カード・印鑑を父が失くす様になったからで、その通帳は行方不明です。
なので、わたしが「お金はちゃんと貰ったよ!」なんて言っても、父は懐疑的で「貰いそこなった」と思って、寝れなかった様です。
81歳で高度認知症でもお金への執着は消えない…お金は大切なものですが、お金と自分との適切な距離感みたいなものに気をつけたいと、思った次第です。
で、父は翌朝…この長い夜の事を全て忘れており、わたしだけがモヤモヤしました(笑)。
では、また次回です。by おしょぶ~
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