介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

特養の「看取り事業」では、湯灌の代わりにエンゼルケアをして頂けます。

2019.09.25

 

今回のテーマは「特養の『看取り事業』では、湯灌の代わりにエンゼルケアをして頂けます」でお送りします。

 

母の命が残り短いと分かった時から、雑多な事でいろいろと気になる事が出て来て、調べまくっていたわけですが…今も調べていますが(苦笑)。

 

筆者の知識の中で、確か人が死んだら弔う前に「清める」のではないか…
わたしが行うのだろうか…葬儀業者がしてくれるのか…専門業者が来てくれる?

 

まぁ、考えている間に母が亡くなってしまったわけですが、結論を書くと…

 

特養の「看取り事業」では、湯灌の代わりにエンゼルケアをして頂けると言う事です。

 

湯灌…これ「ゆかん」と読みますが、葬儀を前に入浴させて身を清め、男性なら髭をそる・女性なら化粧をする…ところまでします。

 

主に、宗教的な意味合い(これは仏教から来ているようです)・遺族の区切りとしての意味合い・衛生面での意味合い、などから行われます。

 

ちゃんと湯船に入浴させて「儀式」として葬儀社に行って頂くと、それなりに費用がかかります。ただ、最近は入浴までさせる例は減っているようで、簡易的に身体を拭き清める形が増えています。

 

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自宅ではなく病院で亡くなった場合、「エンゼルケア」が行われます。母は施設で亡くなりましたが、施設のスタッフさんが2名でエンゼルケアをしてくれました。

 

筆者はそれをずっと見ておりましたので、どのような内容かお伝えします。

 

まず母の全身を丁寧に、タオルで拭いてくれました。使われたのはお湯・お水・アルコール液のどれかだとは思いますが、質問はしませんでしたので…

 

母の場合は、大人用おしめでしたので、それも新しくして頂きました。また下・口腔内・鼻腔内…など清め難いところもちゃんとキレイにして頂きました。

 

新しい衣装への着替え(別途有料)と、お化粧もやって頂いて、写真も撮りました。でも載せるのはやめますが、亡くなったすぐ後と、エンゼルケア後の母とでは見た目が大違いでした。

 

亡くなったすぐあとは「見てて可哀そう」な感じでしたが、エンゼルケア後は「まるでただ眠っているよう」でした。

 

キレイにして頂き、スタッフの方には「感謝」しかありません。

個人的な感想としては、宗教上で儀式的な要望がないのなら、費用をかけずとも「エンゼルケア」をして頂ければ、十分だな…と感じました。

 

では、また次回です。 by おしょぶ~

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