2019.08.30
今回のテーマは「IPS角膜世界初移植実施!(大阪大・西田幸二教授チーム)」でお送りします。
大阪大の西田幸二教授(眼科学)のチームは29日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製したシート状の角膜組織を、重度の疾患でほとんど目が見えない40代の女性患者に移植する世界初の臨床研究を7月に実施したと発表した。チームによると、視力は眼鏡などを使えば日常生活に支障のない程度に改善し、拒絶反応などの問題は起きていないという。
神戸新聞より
素晴らしいですね。ほぼ光を失った方が、メガネをかければ普通に日常生活が営めるようになるなんて。
生活の質の改善…医学に求められる大きな役割です。
角膜の治療は「亡くなった方」からの提供が一般的だそうですが、慢性的に「不足状態」にあり、全国で1600人以上の方が、待っている状態です。
「理論的に可能」と言う事と、実際に出来るには「壁」がありますから実施した事実は大きいです。
ただ、まだ「成功」だったかは?1年間、慎重に経過観察(腫瘍化しないかの安全性・視力が維持されるかの有効性)をしてからと言う事で、これからが注目です。
では、また次回です。by おしょぶ~
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