2019.06.15
今回のテーマは…認知症の人が出かけるのに「電車の乗り換え」「切符の購入」が厚い壁に…でお送りします。
これね、ちょっと難しいテーマなんですよね。交通に関わる事業者がどこまでやらないとイケないの?と言う問題もはらんでいます。
今年の4月から全面施行しました、「改正バリアフリー法」では、公共交通事業者に、障がい者・高齢者が利用しやすいように、段差の解消やホームドアの設置などの計画作成・公表を義務付けています。
まぁこれがハード面ですね。ただ、ソフト面が追い付いていないとの声が高まっています。
そこで、政府は鉄道・バス・航空会社に、認知症の利用者が困らないよう配慮する支援計画の作成を義務付ける事を考えています。実施めどは2021年です。
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認知症の人が引きこもりがちになる、大きな理由に…
- 目的地までの切符が買えない
- 何番目の駅で降りるかわからない
- 反対方向に乗ってしまう
- バスの降車地点がわからない
- 飛行機のネット予約がわからない
代表的な例ですが、つまり出かける気持ちがあっても、出かけにくいし失敗すると自信が無くなって、余計に引きこもる…と言う現状です。
そこで、その方面のフォロー計画を策定するのを、業者に強制(法令化)するわけですね。対象は、年平均輸送人員が100万人以上の鉄道・バス・タクシー・船舶及び、一日平均3000人以上が利用する、空港・バスターミナル事業者です。
うん。介護家族としては歓迎ですが、この支援は機械では出来ない…人が要ります。事業者はかなりコストがキツクなり=運賃に跳ね返るとなりそうです。
また、そのサービスの対象は軽度認知症の方かな~と言う感想です。
そもそも、いまの父を見ていますと「よしどこどこに出かけよう」と家を出ますが、歩いている途中・乗り物に乗っている途中で、目的そのものを忘れます。
ホント、認知症問題は難しいですね^^;
では、また次回です。by おしょぶ~
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