2019.02.05
今回のテーマは…【高齢者の死亡リスクに悪影響】近くに食料品店が無い・アクセスが悪いなど!で、お送りします。
このブログも立ち位置として、とても気になる研究結果がまとまりました。
◆車を使わない高齢者にとっては新鮮な野菜や果物を売る食料品店がないなどアクセスの悪さが死亡リスクとなる
この見出しに書いたタイトルが研究結果なわけですが、日々介護問題を考える者にとってはとても気になります。
●要介護認定を受けていない65歳以上の約5万人を3年間追跡調査!
この研究は、東京医科歯科大学特別研究員・谷友香子さんらのチームがまとめました。北海道・愛知など15市町で、要介護認定を受けていない65歳以上の約5万人を2010年から2~3年間追跡調査したデータを基に…
「近くにある食料品店の数と死亡との関連」
を分析したものです。
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●近所に食料品店が無いと死亡リスク1.6倍!?
※外出時に車を使わない人の結果です。
野菜や果物を売るお店が「たくさんある」と答えた人に比べ、「ある程度ある」と答えた人の死亡リスクは1.4倍!・「全くない」と答えた人の死亡リスクは1.6倍!でした。
※驚く事に、車を使う人にこの死亡リスクの差はありません!( ゚Д゚)
●考えられる要因
- 食料品店が無い事で不適切な食生活になっている
- 外出の機会が減っている
この外出に関しては、わたしがこのブログを長く書いて来た知見から補足すると、単純に歩く機会が減る「運動不足」もありますが、店主や街の人と話す機会が減っているのも大きいと思います。
●みんな田舎の祖父母・両親が心配
www.xn--u8j9cuc3a1045az8akz4jtu1c6ej.com
2月1日に上記の記事を書きましたが、多くの方に読んで頂けました。感謝です。
記事は買い物難民を何とかしようとする対策の一例なのですが、今回の研究結果を叩きつけられると、単純に「高齢なんだから免許を返納してください」とは言いにくいですね。
公共交通機関が貧弱な地域にお住いの祖父母・両親の事をみんな気にかけていると思います。でも、引き取ってあげる事も・移り住んであげる事も…難しいもんね。
わかります!痛いほど。わたしはたまたま独り者と言う事もあり一緒に住んであげれたけど、パートナーの仕事・子供の学校や就職を考えると中々ね^^;
わかる!わかるからこそ、社会全体で知恵を絞って行かないといけませんね。
では、また次回です。 by Oshobu~
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