今回は上記の記事を読ませて頂き、大変勉強になったのと「理屈で捉える」ことと「感情で捉える」こととの違いをわたしなりの視点で書きたいと思います。
この記事の全体としては、当ブログに直接関係する内容ではないのですが、間接的に関係しますし、一例のお話として「生活保護の不正受給」に触れておられるので、取り上げました。
この記事は「リスク」と「リスクへの4つの対応」について説明がされており、大変勉強させて頂きました。ご興味にある方は上のリンクからお読みください。
さて、この記事としての本題なのですが、上の記事から引用します。
話は全然変わるんですが、以前、生活保護の不正受給問題で、そういう「リスクとコスト」について考えたことがあります。
生活保護の不正受給って、いってみればシステム上の瑕疵、エラーリスクみたいなものですけど、「不正受給が存在するというだけで許せない人」って結構な数観測出来るんですよね。
言ってみれば社会制度上のリスクゼロ希求です。
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(*‘ω‘ *)わたしも、不正受給がけっして0になるとは思っていないのですが、この方が指摘する、「不正受給が存在するというだけで許せない人」と言う想いを持つ、この方に観測される一人です^^;
不正受給って、2015年度で言うと0.45%くらい で、勿論それが金額として軽いとは決して言えませんが、
「不正受給を丸々なくす為の社会的コスト」と比較してどっちがどれだけ大きいですかね、みたいな話は割と慎重に考えないといけない。
この「2015年度で言うと0.45%くらい 」と言う根拠は、下記のリンクで飛ぶ事出来る「厚生労働省の援護局」の資料から出しておられるようです。
https://www.mhlw.go.jp/topics/2017/01/dl/tp0117-k02-02-02s.pdf
※因みに2015 年度の不正受給件数・金額は、43,938 件・約 170 億円です。
リスクをゼロにする為に制度丸々ひっくり返しますか、みたいな話って、基本的に皆幸せになれないと思うんですが、そういう主張をされる人も割と頻繁に見かけるんですよ。
なんなら、「リスク低減」としての生活保護の水際対策みたいな話だって、本当に生活保護が必要な人が弾かれちゃう、みたいな問題が発生している訳で、「リスクが許せない人」たちの声って結構影響力がバカにならないと感じているんです。
- つまり、制度そのものを見直したり、不正受給する犯罪者を取り締まったり・防止するコストが、実際に犯罪で被害にあう金額を上回る場合がある。
- リスク低減として行われる水際作戦の行き過ぎが、「本当に生活保護を必要な人を弾く」可能性がある。
(*‘ω‘ *)うん。確かにその通りで、こう言う「逆リスク?」あると思います。
でも、なんかしっくり来ないのです。これをあるべきリスクと捉え、「リスク保有」する=許容すれば確かに取り締まるための予算が別の事に使えます。
水際作戦をしなければ、「生活保護が合法的に必要な方」が間違って弾かれる事はなくなる可能性が上がります。
でもね、人っていろいろ居て、「摘発される可能性があるからしないけど、摘発しないなら、おれも不正受給しようかな~」なんて人が増えるとか…ないですか?
今の0.45%より上がると思う!でも、これ感覚でエビデンス無いんですよね^^;
筆者は「感情で捉えて」いるだけかも知れませんが…
「不正受給者を本来あるべきリスクとして許容」は出来ないな~^^;
読者様はどうですか?
では、また明日です。by Oshobu~
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