2018.02.07
今日のテーマは「手の平の汗で病気を診断!認知機能判定に応用も…」でお送りします。みなさん、発汗計と言うのをご存じですか?
計測では、直径2センチのカプセルを手のひらにはりつけます。空気をカプセルに送り、皮膚に触れる前後の湿度の差から、単位面積あたりの発汗量をはじき出す機械です。
◆汗は大きく分けて2種類
●温熱性発汗
体温の上昇を受け、脳の視床下部にある体温調節中枢が働き、手のひらや足の裏を除く全身で汗の量が増えます。汗が蒸発する時に体から熱を奪い、体温を下げる仕組みとなっています。
●精神性発汗
ストレスなどの精神的刺激を受けることで起こります。精神性発汗では、汗の出る場所が手のひらや足の裏に限られ、汗の量は少なめです。瞬時に汗が出て来る特徴があります。いわゆる冷や汗(;^_^Aなんかも、そうなんでしょうね。
◆汗は様々な病気のシグナルになる
発汗計の有効利用が考えられる病気(一例)
応用分野
- 居眠り運転の早期検出システム
- 自動車運転の認知機能判定技術
では、なぜ?これだけの有効利用がありながら、積極使用されていなかったのでしょう…
◆発汗計が保険適用になる
実は発汗計はずいぶん前から、研究機関・化粧品メーカーなどでは使われていました。
今回、厚生労働大臣の諮問機関である中央社会保険医療協議会で、この発汗計を使う診断に来年度の4月から公的医療保険適用が決まりました。
そうなんですね^^;高かったのです。今回の保険適用で、もっと違う使い方の発見も出て来るような気がします。
では、また明日です。by Oshobu~
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