2017.12.18
今日のテーマは「医師人件費・介護・障害福祉…3報酬改定800億円増!(2018年度予算)」でお送りします。
原則として、診療報酬は2年ごと・介護と障害福祉の報酬は3年ごとに改定しています。3つの報酬を同時に見直す「トリプル改定」は2012年度以来6年ぶりです。
来年度予算編成の焦点になっていた、医療・介護・障害福祉の社会保障3分野の報酬改定を巡る政府内調整が12月15日決着をみました。3分野(医療は診療報酬の本体部分)ともプラス改定になり、国費は800億円の出費が増える事になります。
筆者は基本的に歓迎です。このブログは介護ブログですから、特に介護分野に興味があるわけですが、安倍政権は「介護離職者0」を目標にしています。
介護退職の経験者であるわたしは、これぜひ達成して欲しい施策なんですね。それには、介護施設の人手不足解消がぜったい必要です。
でも、給料が全産業平均より月10万円低い職場に多くの人が集まるとは、とても思えないので介護報酬を上げて施設の経営安定につなげてほしいのです。
ただ、心に引っ掛かりはあります。今回の動きは「財政規律」は二の次になったと言わざるを得ないでしょう。
この事だけが要因ではありませんが、2018年度の基礎的財政が10兆円の赤字になる見込みで、過去の国債元利払いと合わせて34兆円の国債発行予定です。
34兆円の借金が新たに増えると言う事は、笑えない事実ですから…
では、また明日です。
by Oshobu~