2017.12.15
今日のテーマは「心不全を正しく理解してください」でお送りします。
今年の9月に「心不全に対する理解度」を調べるために、「循環器病研究振興財団」がインターネットを使って、成人男女1000人を対象に調査を行いました。
その結果ですが、「心不全」と言う言葉は98%の人が知っていましたが、「詳しく知っている」と答えた方は27%でした。
そして、その27%を分母としても約半分が「心不全になると、すぐ死につながる」「心不全は心臓病の総称」「心不全は人が死亡した時の診断名」と言った誤った理解をしている事がわかりました。
つまり全体で言うと、実はちゃんと理解している方は、13.5%ほどしかいないと言うことですね^^;
この結果を受けて、「日本循環器学会」は10月末に心不全の「定義」を定めました。
【心不全の定義】
心不全とは、心臓が悪いために息切れやむくみが起こり、生命を縮める病気。
※予防や治療のため正しい知識をもってもらおうと、啓蒙活動を強化する方針です。
富山大学医学部の絹川弘一朗教授の話です。
「心不全は心臓がポンプ機能を果たせず、血液が滞って血流が低下する事。病名と言うより病態」
「ただ、心不全は心臓病の死因の中ではトップになる。これはすべての心臓病が、最終結果として心不全になる事が多いため。5年生存率が平均25%と低く、がんと同じぐらい重大な病気である」
5年生存率、平均25%…こわい病気ですね。みんなでしっかり勉強していきましょう。
このブログでもお手伝いしていきます。
では、また明日です。
by Oshobu~