介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

2016年、「簡易生命表」を基に平均余命を解説します。

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2017.10.29

 

今日のテーマは「2016年、「簡易生命表」を基に平均余命を解説します」でお送りします。

毎年、厚生労働省から「簡易生命表」がプレスリリースされておりまして、今年も7月27日に出ました。

 

 ◆簡易生命表より

www.xn--u8j9cuc3a1045az8akz4jtu1c6ej.com

 

その時は取り急ぎ、日本人の「平均寿命」のみにスポットを当てて、記事を書いております。その後、他の注目部分も含めて記事にするつもりではいましたが、今になってしまいました。

●平均寿命の復習

これ何度か記事で書いていますが、勘違いしやすい部分なのでこの話題の時は毎回書いています。

 

平均寿命と言うのは、各年齢層の人が平均してあと何年生きる事が出来るか?「期待値」を示す、平均余命のうち0歳児の平均余命の事です。

 

だから、これよ読んでいるあなたの年齢層の「何歳まで平均で生きられるか」ではありません。

 

厚生労働省は毎年、各年齢層の平均余命を「簡易生命表」と言う形で発表していますので、自分の年代に余命を知りたければ確認できますよ。ただ、あくまで期待値ですからね^^;

 

内容はかなり多岐にわたりますので、主な年齢の余命のページだけ貼っておきますね。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life16/dl/life16-02.pdf

 

おしょぶ~は54歳です。簡易版の55歳で見てみると平均余命は28.02年ですから、おしょぶ~は平均的期待値から考えると、83歳前後まで生きる事になります。

 

介護をいている父が79歳ですから、80歳で見ました。平均余命は8.92年ですからまぁ88歳前後まで行きます^^

ではあと介護が8~9年続く…おれの人生が終わってしまうがな…(苦笑)

いや、苦笑いも出来ないわー_ー

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●完全生命表

上記では「簡易生命表」の説明をしましたが、ついでに「完全生命表」の説明もしておきましょう。こちらは5年に1回、厚生労働省からプレスリリースされます。

 

これは国勢調査を基にした、確定人口から計算しています。簡易生命表は、推計人口や人口動態統計のデータから、各年の各年齢での死亡率が変化しない仮定の計算ですので、完全生命表の方がよりリアルな数字と受け取って頂いて、問題ないです。

 

完全生命表の前回のプレスリリースは2015年でした。その年の簡易生命表と比べると、少し低い平均年齢になっており、女性86.99歳・男性80.75歳で確定しています。

●世界の平均寿命

各国、計算の仕方・時期が微妙に違いますので、正確なところはわかりません。

参考数値ですね。

「国・地域の平均寿命(男性)」

  • ①香港    81.32歳
  • ②日本    80.98歳
  • キプロス  80.90歳
  • アイスランド80.70歳
  • ④スイス   80.70歳  
「国・地域の平均寿命(女性)」
  • ①香港   87.34歳
  • ②日本   87.14歳
  • ③スペイン 85.42歳
  • ④フランス 85.40歳
  • ⑤韓国   85.20歳
これね、毎年顔ぶれが多少出入りするだけで、あまり変わらないので、その国の気候や風土、もしくは政策など何か長生きに寄与している事があると思うのですが、はっきりしません。
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●よもやま数字

ちょっとその他の「へ~」と言う数字見ておきましょうか^^

厚生労働省の試算上ですが、2016年生まれの日本人が75歳まで生きる割合は、女性が87.8%・男性が75.1%です。

 

90歳まで長生きする割合は、女性が49.9%・男性が25.6%です。(へ~^^)

試算通りだとすると、実に女性の半分が90歳まで生きると言う事で、年金はおそらく無いでしょうから、ご両親はお金積み立ててあげて下さいね。

 

大人まで積みたてて、バトンタッチして本人に積立させて「くれぐれも高齢者になるまで、この積立は手をつけるなよ」…なんて時代でしょうか?今は…

 

2016年生まれの方の予想「死因」ですが、「がん・心疾患・脳血管疾患」で死亡する確率が女性46.5%・男性51.2%で、この三大疾病がもし解決されれば、平均寿命は女性で5.74歳・男性で6.95歳延びます。(へ~)

 

おしょぶ~が生きているうちには無理ですが、若い読者の方なら人生100歳時代を見れるかもしれません。

では、また明日です。

by Oshobu~