2017.10.08
読者様の中にはWケア(介護と育児の同時進行)の方もおられるでしょう。
本当に日々、ご苦労様です。古い表現かもしれませんが、子供は国の宝です。
おおらかに、すくすく育ってくれればな~と思います^^
今日のテーマは「子供の健康生活習慣の基本について」でお送りします。
今回は子供の発達の専門家である、国立青少年教育振興機構の鈴木みゆき理事長が神戸新聞に寄稿されておられたので、まとめてみます。
◆十分な睡眠と規則正しい食事
鈴木理事長が最も重要視しているのが「十分な睡眠と規則正しい食事」です。
●子供の生活リズムを守ろう
2011年の経済協力開発機構(OECD)の調査では、日本人の睡眠時間の短さが世界的に際立っている事が指摘されています。
今の子供たちは、生活環境が多様化する中で「朝起きてご飯を食べ、夜は早く寝る」と言う基本の生活リズムが守られにくくなっています。
必要な睡眠時間は個人差がありますが、6~13歳であれば9~11時間がひとつの目安です。睡眠不足が続くと、イライラ・落ち込み・注意力低下・肥満・生理不順などが起きますし、その上生活習慣病のリスクまで上がってしまいます。
鈴木理事長の言葉を借りますと、「朝、子供が自分で起きてくる時は機嫌が良いもの。毎朝親が起こしているようなら睡眠時間が足りていないかもしれません」との事です。
※もちろん大人も睡眠は大事です↓
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●人間は昼行性の動物
人間はもともと昼行性の動物で、朝の光と共に目覚め、夜はメラトニンと言うホルモンが分泌され自然に眠りに就くものです。しかし、スマートフォンなどのブルーライトを浴びると脳が昼間と勘違いして、メラトニンの分泌が遅れて深い睡眠時間が減ると言われています。
人間は起床後体温が上がり活動を始めますが、夕食で採ったエネルギーは就寝中に使われます。体温上昇や活動に必要なエネルギーは朝食で補わねばなりません。
エネルギーの確保が目的ですので、凝った料理でなくてOKです^^
※健康法については、医師でも色んな方法・考え方で書籍が多く出ています。おしょぶ~自身も一日一食健康法&ダイエットをやっておりますが、これ大人の話で子供は代謝も高いし、これから発達して行くわけですから、朝食は採ってほしいですね。
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◆早寝早起き朝ごはん
2006年から文部科学省を中心として、「早寝早起き朝ごはん」国民運動が始まっています。「早寝早起き朝ごはん」全国協議会の「幼児のための早寝早起き朝ごはんガイド」より実践のヒントをご紹介しましょう。
●実践のヒント
①朝起きたら、カーテンを開ける
②子供と一緒に体を動かして遊ぶ
③時間になったら寝るように促す
④栄養バランスの取れた食事をしっかりかんで食べる
⑤テレビやゲームなどについて家庭でルールを決める
⑥寝る前の「お約束(絵本の読み聞かせや子守歌)」をつくる
●家庭内だけで育てるのは難しい時代
時代背景的に、子供を家庭内だけで育てるのが難しくなっています。鈴木理事長は、「親・兄弟・教師」の縦の関係、「友人」との横の関係、「地域社会」との斜めの関係を築いて子供が規則正しい生活が送れるように社会全体で、支えて行くのが大切ではないかと今回の寄稿を締めくくっています。
※おしょぶ~は子供がいないですが、社会の一人としてやれる事があるなら、やりたいと思います。
では、また明日です。
by Oshobu~
◆鈴木みゆきさんの本
1歳児の保育資料・12か月のあそび百科 (増補・改訂版・年齢別保育資料)
- 作者: 鈴木みゆき
- 出版社/メーカー: ひかりのくに
- 発売日: 2008/05/01
- メディア: 楽譜
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