2017.08.06
今日のテーマは「外国人の医療費未払い問題化(厚生労働省、実態調査方針)」でお送りします。
今から調査をすると言う事で、まだ全体像がつかめたわけではありません。
ただ現場ではかなりの問題化となっているようです。
簡単に背景をお伝えしますと、外国の方が来日されて病気や怪我をされた場合、当然日本の医療機関が受け入れるわけですが、医療費が未払いになるケースが増えています。
厚生労働省の調査はこれからですが、近畿運輸局が2016年に大阪府を対象にした調査がありますので、参考にしてください。
訪日客を受け入れた大阪の病院のなんと、30%で未払いが発生しています。
旅行保険に入っていなければ、全額自費払いになるため、実際の例として救急病院にかかり800万円請求されていますから、逃げる人・払えない人は出てくるでしょう。
ただこれ苦笑では済みません。病院の経営を大きく圧迫しますので、この件で貴方が信頼しているご贔屓の病院がつぶれるかもしれません^^;
ご存知の通り、政府はキャンペーンをはり訪日客を増やしています。2010年度は861万人だったものが、2016度は2404万人です!驚きですね。
これから、オリンピック・パラリンピックを控えていますので、注意が必要です。
人道的観点から、医療を施さないと言う選択は無いわけですから、未払いを防ぐため通訳のいる体制の整った医療機関の整備と旅行保険の加入率を上げるなど、手を打っていかないといけませんね。
厚生労働省の詳しい調査が出たら、また書かせて頂きます。
では、また明日です。
by Oshobu~