介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

せん妄と認知症の違いを知ろう。認知症の症状と思って見逃さない事が大切です。

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2016年12月21日

 

おはようございます。

本日のテーマは「せん妄と認知症の違いを知ろう。認知症の症状と思って見逃さない事が大切です」でお送りします。

せん妄(譫妄)は急性の脳機能障害で、意識狭窄・変容の一型である。高齢者ではしばしばみられ、器質性脳疾患、身体疾患、薬物などが原因となる。短期間のうちに現れる軽度から中等度の意識障害に、特徴的な幻覚、錯覚、不安、精神運動興奮、失見当識などを伴う。発症は急激で日内変動が目立ち、夜間に悪化することが多い(夜間せん妄)。認知症とは異なるが、症状は似ており、認知症にしばしば合併する。精神活動と覚醒レベルに基づき、過活動型型、低活動型、混合型に分類される。低活動型は見過ごされやすく予後も悪い。せん妄があると協力が得られず医療事故のリスクが高まるとともに治療継続にも支障を来たすため、予防ならびに薬物・非薬物療法が重要である。

せん妄 - 脳科学辞典より引用

 う~ん。読むだけで頭が痛くなりますね^^;

まぁ、正しい情報をしっかり載せる事は大切ですので、ご理解頂くとしてここからはわたしの言葉で書いて行きます。我々は医者じゃないので、家族から見て大切な事を書いて行きますね。

【要はせん妄と認知症は似てると言う事】

問題はせん妄の後ろに、薬物の影響や感染症が隠れている場合が多い事です。

認知症で世話をしていて、少しいつもと様子がおかしかったとして、あなたはどう思いますか?「あ~今日は認知症の症状が強く出ているな」とか「あ~進んでしまったな」とか思いませんか?わたしもそう捉えると思います。

 

これね、「急」がポイントです。急に話のつじつまが合わなくなった・急に怒りっぽくなった・急に無いものが見えると言う(幻視)・急にありえない事を言う(妄想)・急に食べ物をこぼす、残すなどまだまだありますが、とにかくいつもより急に変になったら黄色信号です。

 

※すぐ主治医に診てもらいましょう。せん妄の原因を追究して対処すれば治る場合が多いです。ほっておくと、悪化して更に認知症も進めてしまいます。

【特に注意!低活動型】

上の引用文の説明で3タイプあると書いていますね。特にこの低活動型は、ただぼ~としていたり・食事が進まなかったりするだけなので、ただの体調不良や食欲不振などと見過ごす可能性が高いので、頭に置いておいてください。

 

※生活の中の注意点として、外で転んで帰って来たとか、何かの事情で普段飲まない薬を飲んだりした時は様子をみておいてあげて下さい。せん妄の原因になることがあります。医師でも見逃す場合があると言うくらいですから、受診した場合は「せん妄」ではありませんか?ぐらい言った方が医師も緊張感をもって診てくれると思いますよ。

 

ちょっと今日は難しいテーマでした^^;

ではまた。

by Oshobu~