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2016年10月9日
こんにちは。
今日のテーマは「介護保険制度の財政不安。崩壊の足音が近づいています!」でお送りします。
【介護保険利用者数の現状】
厳しいです^^; 現在介護保険を利用する高齢者は年々増加しています。
高齢化が急速に進んでいるので、当たり前の事ですが…
いま日本では、四人に一人が高齢者(65歳以上)です。
そのうちの、六人に一人が介護保険を利用しています。
526万人です!
総額費用も、十兆円を超えてきており利用人数・費用とも制度の始まった2000年度比較して約三倍です。
【金額負担のあらまし】
介護保険のサービスは全て金額が決まっています。
支払いの内訳は、(サービス金額-自己負担金額)=公費半分+介護保険料半分です。
現在、介護費用が上がっていっているわけですから、公費と保険料を増やすしかありません。例えば、65歳以上の保険料は2000年度は2,911円(全国平均)でした。
現在、5,514円です。2025年度の見込みは8,165円です。
※厚生労働省HPを参考
【よく考えられた制度ではある】
ほんと、日本の官僚は優秀です。よくこの制度を2000年度に作っておいたなとは思います。無ければ、いまの介護の現状はどうなっていたか…
ただ、そろそろ真剣に考える時がきているのではないでしょうか?
2025年なんて、すぐ来ますよ!あと9年
上の数字、もう一回みて下さい。夫婦で16,000円強の支払いです。
健康保険と税金も払います。介護は福祉対象外の実費もけっこうあります。
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【サービスの見直しやむなし】
きびしい選択ですが、所得の高い高齢者・資産の多い高齢者・症状の軽い高齢者のサービスもしくは自己負担額の見直しは、社会として受け入れるしかないかな?と最近は思うようになりました。本当に困っている人に届かなくなるのが怖いです。
みんなで考えていかないと、いけないことです。
一度、考えてみて下さい。
では、今日はここまで!