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2016年8月29日
(2016.11.17再編集、加筆・訂正)
おはようございます。
昨日の続きですね。
【点滴の仕方ひとつで平穏死が妨げられる】
最終段階の医療ですが、今までは食事や水分がとれなくなった時、点滴を躊躇なくしていました。いま在宅介護・看取りでは少しずつ変わってきています。
点滴を続けると、お腹の周りがむくみ不自然な感じになります。もちろん、回復の可能性が高ければ続けるべきですが、そうでないなら点滴を少しずつ減らして家族の同意の下、やめてしまう方が「平穏死」を迎える事が出来ます。
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【家族の看取り】
(死が近づいてくる兆候)
- 疲労が強くなり、一日中眠っている
- 飲食の量が極端に減り、飲み込む力が衰える
- 時間・場所について混乱が見られ、親しい人の事も分からない
- つじつまが合わず、いつも違う行動をとる(せん妄)
- 失禁がみられる
- 唇や口の中が乾燥して、粘り気のある唾液がたまりゴロゴロ音がする
- 手足が冷たくなり、皮膚が蒼白でまだらになる
※静かに、見守ってあげましょう。
実際、呼吸が止まったりしても「平穏死」希望を本人と確認出来ているのであれば、慌てて警察や救急を呼ばないで、在宅でお世話になっている看護師に連絡して、医師に死亡を確認してもらいましょう。
これは、人生の価値観・死生観の問題です。
一番目に本人の希望と、家族の希望も織り交ぜた、ある意味有益な時間にしたいですね。わたしも、両親の死に際の事はいつも考えています。
皆さんはどうでしょうか?
今日はここまで!
by Oshobu~