介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

軍需工場勤務者の年金について。対象はおそらく85歳以上、一度調べてあげてください。

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2016年8月21日

 

おはようございます。

今日はちょっと、対象者の少ないお話ですが、思わぬお金が入るかもしれません。

若い方には、世間のお話として「こんな事があるんや」と読んでもらいたい。

【昔、軍需工場に勤めていた方の年金支給漏れの話】

旧陸海軍の工場は、日本年金機構が把握しているだけで、全国で130箇所以上ありました。

民間人が徴用され多くの場合、陸軍・海軍の共済組合に加入し保険料を徴収されていましたが、年金の支給漏れになっている方が少なからずいます。

 

共済は戦後解散しましたが、1969年の厚生年金保険法改正で「旧令共済組合」の特例を設け、一定の条件を満たせば厚生年金が加算されます。

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ただ、周知が不十分・職員の教育不足・戦後の混乱で支給漏れになっています。

社会保険労務士 柴田友都(ゆういち)さん】

埼玉県の社会保険労務士の柴田さんは、戦中戦後の年金記録など、4,000件以上の年金の支給漏れを見つけてきた方です。

 

いや~世の中、色んな事をして貢献している方がいると改めて認識しましたね。

 

柴田さんが言うには、本人の記憶が曖昧でも支給に繋がる勤務歴が、証明される場合があるとの事です。(亡くなっている場合も可能性あり)

 

逆算して、85歳前後以上の高齢者(特に女性)がご家族にいる場合、まず本人に話してみて、軍需工場で働いた過去がありそうなら、駄目元で調べてみては?

【まとめ】

(ポイント)

  • 陸軍造兵廠(ぞうへいしょう)・海軍工廠(こうしょう)など、旧陸海軍の工場などで働いていた。
  • 民間の軍需工場・病院で働いていた
  • 生前、年金をもらっていた親が上の条件にあてはまる

※もう亡くなっていても、生きている期間に貰えるはずのものが支給されていなければ、遺族が請求出来る場合があります。

対象になる、おじいちゃん、おばあちゃんが家族に居るなら(居たなら)、お金取り返してあげて下さい。

 

では、きょうはここまで

by Oshobu~