介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

交通事故と高齢者、被害者にも加害者にもならない②

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2016年11月11日

 

おはようございます。

今日のテーマは「交通事故と高齢者、被害者にも加害者にもならない②」でお送りします。

昨日の続きですね。今日は「加害者」としての高齢者に焦点をあてて、話を進めたいと思います。

【高齢者ドライバーの免許返納】

認知症になっている方は、家族が責任をもって返納させてほしいです。

わたしの父は、認知症を患う前に一度脳梗塞になっておりまして、その時に今後を見据えわたしが説得して免許証を返納させました。

 

貴方に認知症の被介護者がいれば、説得して返納させましょう。かなり強い拒否で、話がつかないようであれば、道路交通法で運転者が「認知症」であると診断された場合、公安委員会が「運転免許を取り消す」又は「免許の効力を停止する」ことができると定めていますので、法律の手を借りるのも方法です。

 

認知症の場合は、法の決めがありますが他の病気にはありません。ですが、突然運転が出来なくなる可能性が高い持病をお持ちの方は、返納すべきです。

 

強制は出来ないですが、主治医に協力して頂くとかで周りからやんわり説得しましょう。現役世代でも、急な心疾患発病で歩行者が歩く横断歩道に突っ込む事故を起こすぐらいですから、高齢者はなおさらですね。

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【健常な高齢者ドライバー】 

「お前なんかより、わしの方が運転が上手いわ!」なんてね、怒鳴られちゃうほどお元気な方もいるでしょう^^;それは、とても素敵なことです。

 

でも、少しだけ耳を傾けてほしいのです。

どこも悪くなくても、歳を重ねるごとに判断力と身体の反応は鈍ります。

政府広報オンラインに「どうしたら防げるの?高齢者の交通事故」と言うページがあります。読むだけでもお願いします。

高齢ドライバーの皆さんへ
加齢による身体機能の低下によって、ハンドルやブレーキ操作が遅れて事故を起こすこともあり得ることを認識したうえで、早めのライト点灯安全な速度での運転を心がけましょう。また、交通安全講習会や実技研修、運転適正検査なども活用して自分の運転能力をチェックしましょう。
70歳以上のドライバーの方には、次のような制度も設けられていますので、ぜひ活用してください。
運転免許更新時の「高齢者講習」の受講
70歳以上の方は運転免許更新の際に「高齢者講習」の受講が義務づけられています。
75歳以上の方は高齢者講習の前に、「講習予備検査(認知機能)(※)」も義務づけられています。

※検査の結果、「記憶力・判断力が低くなっている」との結果であっても、運転免許証の更新はできますが、信号無視や一時不停止などの特定の交通違反を更新の前に行っていた場合または更新後に行った場合は、警察から連絡があり、専門医の診断を受けるか主治医の診断書を提出することになります。認知症であると診断された場合には、免許が取り消されます。
講習予備検査について詳しくは、警察庁「講習予備検査(認知機能)について」をご覧ください。
高齢運転者標識(高齢運転者マーク))」の表示
70歳以上のドライバーが運転する車に表示することができます。周囲の自動車運転者は、マークをつけた自動車に配慮することが義務づけられます。
そのほか、運転に自信がなくなったり、家族から「運転が心配」と言われたりしたら、勇気を出して免許の自主返納も考えましょう。

 出典:政府広報オンラインより

※筆者が大事だなと思ったところは、赤字の大文字にしています。そこだけでも読んで下さい。(読ませて下さい)

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ごめんなさい。1,000文字程度で纏めるつもりでしたが1,500文字を超えてしまいました。でもね、事故を起こしてほしくないのです。

明日は被害者側から書きますね^^/

 

by Oshobu~

【合わせて読んでほしい】

masaru-masaru-3889.hatenablog.com

 

masaru-masaru-3889.hatenablog.com

 

 

 

交通事故と高齢者、被害者にも加害者にもならない①

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2016年11月10日

 

おはようございます。
今日のテーマは「交通事故と高齢者、被害者にも加害者にもならない①」でお送りします。
実は昨日、もう一つの雑記ブログの方で交通事故について調べる機会がありました。
UPしたのは下記の記事です。よろしければこちらも読んで下さい。

osyobu-osyobu-3889.hatenadiary.jp

で、調べますと今は交通事故死者数の半分以上が65歳以上の高齢者です。

まぁ、人口に占める高齢者比率が増えているので増加するのは理解出来るのですが、半分以上は多いですね。いま高齢者比率は約25%ですからね。

 

これね、やっぱり病気で言うところの抵抗力と同じで、高齢者が事故に遭うと若い方より死ぬ率が高いそうです。なるほどな~ですよね^^;
なら、やっぱり交通事故に遭わない努力と言うか工夫ですね。

【被害者としての高齢者・加害者としての高齢者】

高齢者の死亡事故が多いのも問題ですが、高齢者が起こす交通事故も社会問題になっています。

過去に高齢者の自動車免許返納について記事も書かせて頂いています。

 

masaru-masaru-3889.hatenablog.com

 

 横浜市で軽トラックが登校していた小学生の列に突っ込み、小学1年生の男の子が死亡した事故で、軽トラックを運転していた87歳の男が逮捕されました。

 28日午前8時すぎ、横浜市港南区の市道で軽トラックが軽乗用車に追突し、はずみで集団登校中の小学生の列に突っ込みました。この事故で、小学1年生の田代優君(6)が頭を強く打つなどして死亡し、児童ら6人が重軽傷を負いました。警察は、軽トラックを運転していた無職の合田政市容疑者を過失運転致死傷の疑いで逮捕しました。合田容疑者も肩の骨を折る重傷です。取り調べに対して「子どもたちと衝突したのは間違いない」と容疑を認めているということです。警察は合田容疑者から当時の状況を聞くなど、事故に至った経緯を詳しく調べています。

 news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000086604.htmlより

つい最近、10月28日の事故です。

この運転者の方は、車の運転に対する適正判断はちゃんととれています。

ここは、誤解を恐れず書きますね。認知症だとかじゃなくても高齢になると、身体能力・判断能力は落ちます。87歳の運転は避けた方が懸命です。

もう1,000文字超えました。明日続き書きます。

 

by Oshobu~

【合わせて読んでほしい】

masaru-masaru-3889.hatenablog.com

特別養護老人ホームの待機者4割減は見せかけの数字だけ。問題は何も解決していない!

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2016年11月9日

 

おはようございます。

今日のテーマは「特別養護老人ホームの待機者4割減は見せかけの数字だけ。問題は何も解決していない!」でお送りします。

共同通信が集計を発表】

今年の10月末に共同通信が集計した数字が発表されています。

38道府県で、2013年の待機者が38万5千人だったのに比べ今回の集計では、22万3千人と42%減っています。数字上は大きな改善と言う事でしょうか。

 

大きな要因は、2015年4月より原則特別養護老人ホームには要介護3以上の方しか入所出来なくなった為です。つまり、何も変わっていません。

要介護3以上の人が、22万3千人特別養護老人ホーム入所希望だが入れない・要介護1~2の人は対象外なので待機者に数えないと言うだけです。

 

まぁ、まさか政府もこの数字を出して「問題は解決に向かって進んでいる!」なんて事は言わないですけどね^^;

【要介護1~2でも施設が必要な人がいる】

今日の記事で言いたいのは、実はここです。

わたしの父もそうですが、認知症がかなり進んでも身体が動けば要介護3の認定はなかなか出ません。

 

そもそも、なんで要介護1~2の方で待機者になっていたと思います?

家で看るにはキツイ症状だからです。うちの父は要介護2ですが、高度認知症の診断がおりています。これは感覚ですが、一日はもつかもしれませんがもし二日間見守りをしなければ、どこかに行ってしまうでしょう。

 

だから、家族は働きにくいのです。正社員でバリバリやろうと思えば、残業も休日出勤も出張も研修もあるでしょう。無理なのです。わたしは今、だから非正規の定時上がりの仕事についています。まぁ、わたしの事はこれでいいのです。なんとかなっていますから…

 

一応原則で、要介護1~2でも認知症が酷い場合は例外として待機者になれますが、周知が徹底されていないのが現状です。いま、その立場の人は行政に相談して下さい。

介護退職を0にすると安倍政権は言っているわけですから、この辺りのも目を向けないといけないよ!と思うこの頃です。

 

ではまた!

by Oshobu~

 

 

インフルエンザ予防接種の憂鬱。うつべきかうたざるべきか?

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2016年11月8日

 

おはようございます。

ちょっと、小説のキャッチみたいな始まり(笑)なのですが、今日のテーマは「インフルエンザ予防接種の憂鬱。うつべきかうたざるべきか?」でお送りします。

 

お世話になっている特別養護老人ホームから、母のインフルエンザ予防接種についての案内が来ました。この季節の風物詩な感じです。

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まぁ、初めての事でもないのですが「憂鬱」なのです。何が?と言いますと、わたしの中で母にインフルエンザ予防接種をうつ方が良いのか、そうでないのか?答えが出せていないのです。

【インフルエンザ】

インフルエンザ(ラテン語: influenza)はインフルエンザウイルスによって引き起こされる急性感染症。略称としてインフル(英語: flu)がある。多くは上気道炎症状・呼吸器疾患を伴うことで流行性感冒(りゅうこうせいかんぼう)、詰めて流感(りゅうかん)と言われる。
季節性インフルエンザには、A型、B型、C型の3種類があり、全ての年齢層に対して感染し、世界中で繰り返し流行している。日本などの温帯では、季節性インフルエンザは冬季に毎年のように流行する。通常、11月下旬から12月上旬頃に最初の発生、12月下旬に小ピーク。学校が冬休みの間は小康状態で、翌年の1-3月頃にその数が増加しピークを迎えて4-5月には流行は収まるパターンであるが、冬季だけに流行する感染症では無く夏期にも流行する事がある。A型は平均相対湿度50%以下になると流行しやすくなると報告されている。
全世界では毎年300-500万人がインフルエンザに感染し、25-50万人の死者を出している。先進国における死者は65歳以上人口が最も多い。また病欠・生産性低下といった社会的コストも大きい。
感染経路は咳やくしゃみなどによる飛沫感染が主と言われている。一般的には経口・経鼻で呼吸器系に感染する。飛沫核感染(空気感染)や接触感染など違った形式によるものもある。予防においては、有症状患者のマスク着用が有用であり、飛沫感染防止に特に効果的であるが、形状や機能性などによっては完全に防げない場合もある。マスクのみでは飛沫核感染や接触感染を防ぐことができないため、手洗い・うがいなどの対策も必要である。最も感染を予防できる方法はワクチンである。抗ウイルス薬も存在するが、ウイルスはすぐに耐性を獲得する。

 ウィキペディアより

※しっかり読み込むと怖い話です。毎年300~500万人がインフルエンザに罹患して、そのうち25~50万人死者が出ている、1割死んでいる病気ですね。

もちろん、先進国の日本では一割は亡くならないでしょうが、65歳以上の死者は多いようです。

【予防接種の是非】

厚生労働省の高齢者向けのリーフレットのリンク貼っておきますのでご覧ください。分かり易いです。

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/tool/dl/leaf03-02.pdf

政府はインフルエンザ予防接種推進です。

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予防接種法に基づく定期のインフルエンザ予防接種の対象

インフルエンザにかかると重症化しやすく、特に接種の意義が大きい以下の方は定期の予防接種 の対象となっています。予防接種を希望する方は、かかりつけの医師とご相談ください。

  • 65歳以上の方。
  • 60~64歳で、心臓や腎臓、呼吸器の機能に障害があり身の 回りの生活を極度に制限される方。
  • 60~64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に 障害があり日常生活がほとんど不可能な方。

 厚生労働省 インフルエンザ高齢者用リーフレットより

さて、問題は副作用です。

上記のリーフレットにもこうあります。

インフルエンザワクチンは、ウイルスの活性を失わせて、 免疫をつくるのに必要な成分を取り出し、病原性をなくした 「不活化ワクチン」です。接種によってインフルエンザを発症 することはありません。比較的多く見られる副反応は、接種 部分の発赤や腫れ、痛みなどで、通常は2~3日でなくなりま す。一方で、まれに重い副反応の報告がありますので、気に なる症状がある場合は医師に相談してください。

予防接種健康被害救済制度について

定期の予防接種による副反応のために、医療機関で治療が必要な場合や生活が不自由になった場合 (健康被害)は、法律に定められた救済制度(健康被害救済制度)があります。制度の利用を申しこむと きは、お住まいの市区町村にご相談ください(制度を利用するためには、一定の条件があります)。 ※詳細は、厚生労働省HPをごらんください「。予防接種 救済制度」で検索できます。

 厚生労働省 インフルエンザ高齢者用リーフレットより

※なんか怖いのです^^;

またインフルエンザ予防接種に反対の医師も多くいます。事の是非は分かりませんが、5万人のデーターから予防接種に効果がないと結論が出たとか!?

確かに、1994年当時の厚生省は集団接種をやめた経緯があります。

 

※法律で対象は定められていますが、断る自由はあります。

被介護者が自分で決めれれば一番いいのですが、わたしの母は意思表示が出来ませんので熟考いたします。

 

みなさまも、安易に考えず結論をお出しください。

では、今日はここまで。

by Oshobu~

 

父をゆっくり観察しました。やっぱり進んでいるな^^;

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http://www.ashinari.com/ フリーフォト

2016年11月7日

 

おはようございます。

今日のテーマは「父をゆっくり観察しました。やっぱり進んでいるな^^;」でお送りします。

 

昨日の日曜日は父と一日一緒に過ごしました。まぁ、デイサービスも無いしヘルパーさんも来ない設定日ですので、そのように過ごす事が多いです。

先日、定期の要介護認定で要介護度1から2になってしまった父ですが、認定調査日はわたしが仕事でしたので、最近の父の様子をケアマネジャーが報告してくれました。

 

ケアマネジャーの情報源は、私からの聞き取りと家に来るヘルパーさん・デイサービス先のスタッフからです。

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で、その事をずっと考えていてやっぱりヘルパーさんや施設スタッフの方は、父の事をよく見ていてくれているんだな~と改めて思いました。

 

私からの聞き取り情報だけでは、要介護度2の認定には進んでいない気がします。

やっぱり、仕事として使命感をもって見ているのと、私のように生活の一部として時間に急き立てられながら父と暮らしをしながら見るのとは違うのかな?

 

と、言うのも昨日その観点を持ちながら父をよく見ると、身体の衰えが進んでいました。かなり秋も深まりシャワーでは無理になってきましたので、風呂を沸かし入浴剤を入れて父の入浴の介助をしました。

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もうね、見ていたら危なっかしい^^;

特に、靴下やパッチを脱ぐときに片足になるじゃないですか!?もうぐらぐらして、いつ転倒してもおかしくない!湯船に入ろうとして足を引っ掛ける・支える手がすべる(冷汗)…

 

頭を洗おうとして、水のシャワーを出す「冷たい!冷たい!」(苦笑)

これは、まだ笑えますが転倒は寝たきりの入り口ですし溺れは即、死につながりますからね。今までは、家事をしながら入浴中に要所要所、見にいくスタイルでしたから私が気がついていないだけだったんですね^^;

 

まぁ、もっとしっかり見ていこうと思います。

今日はこんな処で^^/

by Oshobu~