介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

たまった疲れには「イミダペプチド」が効果的!(抗疲労プロジェクト)

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2018.03.05

※この記事は「抗疲労プロジェクト」の実験結果と、東京疲労・睡眠クリニック院長、梶本修身さんの神戸新聞への寄稿(2018.03.03)を参考に書かせて頂きました。

 

 

みなさん、疲れは溜まっていませんか?「疲労感」と言うのは、達成感や感動などで一時的に感じなくなる時がありますが、「疲労」は確実に溜まっています。

また、疲れを感じてはいるがダラダラ仕事や家事の流れに逆らえず、そのままって人も多いと思います。

 

すごくわかる^^;介護と仕事の両立なんて言ったら、聞こえは良いが自分の身体や心を犠牲にしている面は多いですよね。このブログが介護ブログだから切り口が介護なのですが、育児・看護・シングルマザー・ファーザーなどなど、最低限のやらなければいけない事をやるだけでも、オーバーワークだ…なんて人も多いと思います。

 

ちょっと前置きが長くなりましたが、今日のテーマは「たまった疲れには『イミダペプチド』が効果的!(抗疲労プロジェクト)」でお送りします。

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◆抗疲労プロジェクト

「抗疲労プロジェクト」と言うのがありまして、研究費総額15億円をかけた産官学連携の研究プロジェクトになります。
大阪市立大学など5つの大学と大阪市・大手食品メーカー・医薬品メーカーなど計18社が参加し、疲労効果を調べた物質は23種類に及びます。


そして、その中でも最も抗疲労効果を発揮したのが「イミダペプチド」でした。二つのアミノ酸が結合した物質です。

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◆もともとは渡り鳥の胸肉から発見

●1万キロ以上を飛ぶ渡り鳥

ちょっとイミダペプチドの勉強をして、なるほどな~と思ったのが発見のきっかけ!

わたしたち一般人は、実験の結果効果が確認出来ました…なんて、それなりの組織に言われたら信じるしかないですよね。知識が無いのだから…

 

でも専門家が、なぜ?その物質に目をつけ仮説を立てて実験・研究をしたかを知ると、「なるほど~♪」と言う事がよくあります。

 

このイミダペプチドなんですが、もともと渡り鳥がニュージーランドからアラスカまで、1万キロ以上を飛び続けるメカニズムを研究する過程で、羽の付け根の胸肉から発見されました。(もう、ここでなるほど~笑)

 

研究の結果、渡り鳥の胸肉にはイミダペプチドを合成する酵素が豊富に存在し、それを合成し続ける事で、抗酸化力を出し続け筋肉の細胞が活性酸素によって、錆びるのを防いでいた事がわかりました。

●カツオやマグロにも

その後の研究で、イミダペプチドはカツオ・マグロなど常に泳ぎ続ける、回遊魚にも豊富に含まれている事がわかってきました。

つまり、持久力を要する動物において、重要な役割を担っていたのですね。

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◆人間に対する有用性

そこで「抗疲労プロジェクト」でも、人間の疲労に対するイミダペプチドの有用性を調べる事になりました。

 

その結果は驚くべきものでした。

もともと人間にもイミダペプチドを合成する、酵素は体内にあります。ただ、その能力は年齢と共に低下します。

 

そこで、成人男性にイミダペプチドを1日200㎎、毎日摂取してもらったところ、劇的な疲労改善効果が2週間で確認できました。疲労を示す、血液・唾液中の指標にも有意な改善が見られ、イミダペプチドが疲労を軽減することが、世界で初めて客観的に証明されました。

◆鶏の胸肉・カツオ・マグロの身100㌘

じゃ、実際にどうすれば良いの?と言う話ですが…もちろん個人差は出ると思いますが、ポイントはイミダペプチド200㎎を2週間です。

 

一日や二日では結果が出ないんですね。人によっては実験より長くかかるかも知れません。まず、イミダペプチドを200㎎は、鶏の胸肉・カツオ・マグロの身を100㌘ほど食べればOK!です。

 

焼いても煮ても問題ないので、ハードルはそんなに高くないと思いますが、忙しい方は食事とサプリメントの併用でも良いと、東京疲労・睡眠クリニック院長、梶本修身さんは言っておられます。

 

日本予防医薬 イミダペプチド ソフトカプセル 84粒

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 今日の晩酌は、マグロの刺身に熱燗やな(笑)

では、また明日です。by Oshobu~