介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

風疹を知って感染拡大を防ぎましょう。来春から39~56歳男性のワクチン無償化!

2018.12.27

 

今日のテーマは「風疹を知って感染拡大を防ぎましょう。来春から39~56歳男性のワクチン無償化!」でお送りします。

 

まだ意識している人は少ないようだが、実は「風疹」が流行しています。「国立感染症研究所」の統計によりますと、今年の風疹患者数は12月12日時点で2586人で、感染者の報告が無い県は、青森・大分のみなんですよ!

 

風疹はウイルスが原因で、「咳」「くしゃみ」で感染します。潜伏期間が2~3週間、発熱・発しん・リンパ節の腫れ(耳の後ろ)などが症状で、重症化すると急性脳炎まで可能性があります。

 

なんと言っても怖いのが、妊娠中の女性への感染です。特に20週までにかかると「先天性風疹症候群」と言う障害の恐れがあります。

 

※先天性風疹症候群=出生児に、心疾患・難聴・白内障などの可能性が高くなります。風疹が流行した2012~2014年で先天性風疹症候群と45人が確認され、11人が亡くなっています。

 

感染の中心は30~50代男性です。39歳以上の男性は定期予防接種の対象外で、ワクチンを一度も受けていない可能性が高いと言う背景もあります。

 

この世代は働き盛りで、例えば「出張」など移動範囲も広い為、潜伏期間に自分は知らずに感染の広がりの原因になるケースもあります。また、配偶者に妊娠の可能性がある年代と言う事も、頭に入れておいて頂きたいです。

 

来春から「39~56歳男性のワクチン無償化」の予定はありますが、周りに妊娠する可能性ある女性が居る場合は、それを待たずに抗体検査をやって頂きたいぐらいです。

では、また明日です。by Oshobu~

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