介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

【介護食】吉野家が導入した風味や形を保ったまま柔らかく出来る、凍結含浸法の話。

2018.06.25

 

父の見守り介護をしていて、感じるのは「最後に残るのは食事の楽しみ」と言う事です。相反して、母は完全寝たきりで意思の疎通も出来ず、食事は胃ろうと言う生活…ここに息子として母が生きている価値に疑問を感じています。

 

※誤解の無いように補足しますと、母以外の他の方で同様な症状の人の生の価値観を否定した文ではありません。身内として、息子として率直に感じた事以外の意味合いはありません。

 

さて話がちょっと硬い方向に行ってしまいましたが、今日のテーマは「【介護食】吉野家が導入した風味や形を保ったまま柔らかく出来る、凍結含浸法の話」でお送りします。

 

わたし今まで知らなかったのですが、あの牛丼の「吉野家」さんが介護食の事業をやっているんですね。

 

吉野家が7月18日に発売する介護食「うなぎの蒲焼きやわらかタイプ」に、広島県立総合技術研究所食品工業技術センターが開発した、食品を柔らかくする技術が採用されました。

 

この技術は「凍結含浸法」と言うもので、凍結・解凍させて組織が緩んだ食品を、酵素液に漬け減圧することで、風味や形を保ったまま柔らかく出来ると言う素晴らしいものです。吉野家だけでなく、これまで58社に技術供与されています。

 

今回は吉野家が発売する3種類の介護食向けかば焼きのうち、もっとも柔らかいタイプに同技術を採用しており、合わせて吉野家が持つ魚の骨の加工技術も使い、皮や骨までスプーンで食べられるようにしたとの事です。

 

こう言う開発は、介護家族としてはありがたいです。せめて、食事を口から食べて「あ~美味しい」と言う幸せを長く保ってあげたいです。

 

わたしはこのブログを、介護家族の立ち位置で書いています。同じはてなブロガー仲間のこーにゃーさんが、介護スタッフの立場から書いたブログがあるのですが、今日たまたま介護食の話を書いておられて、すごく良い記事でしたので、お時間がある時に一度お読みください。

www.kooonyaaa.com

では、また明日です。by Oshobu~

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