介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

軽費老人ホームの現状について

2018.06.05

 

今日のテーマは「軽費老人ホームの現状について」でお送りします。

そこそこの年齢になって来て、単身で暮らしていて、予想できる年金の額と今の貯蓄を考えた場合、将来の住まいが心配…こう言う方が増えています。

 

今回は比較的低額で、公的補助も期待できる「軽費老人ホーム」についてまとめます。記事タイトルにあるように、あくまで現状です。

軽費老人ホーム

  • 運営母体   自治体・社会福祉法人
  • 種類     A型・B型・ケアハウス・都市型

※A・B型については、現在はケアハウスに整備が統一されているため、どんどん減っています。

A型…一番歴史が古く食事つきですが、所得制限があります。

B型…自炊が前提の施設です。

※A・Bとも60歳以上が対象です。

 

ケアハウスは二つにタイプが分かれます。

ケアハウス「一般型」…身の回りの程度の事は自分で出来る、60歳以上が対象でケアハウス全体の80%を占めています。

ケアハウス「介護型」…残りの20%がこれで、介護が必要な65歳以上が対象です。

 

一般型の個室は、ミニキッチン・トイレ・洗面所つきで食事は食堂です。職員が常駐しており緊急時の対応は可能です。共同生活である事をお忘れなく。

公的補助がありますので、所得の低い方は相談が出来ます。

※あくまで目安で見て下さい。

所得が150万円以下なら、月8万円ぐらいで利用が可能です。

一般型は、要介護が重くなれば退去を迫られる場合があります。

 

これに対して介護型は特定施設として、職員による介護を受ける事は出来ますが、費用がかなり高くなります。費用については、地域・要介護度により変わります。

 

最後に都市型は、ケアハウスと同じなんですが、地価が高い都市用に居室面積・人員配置の決まりが緩和されている施設です。

※2016年度、厚生労働省調べでは、全国にA型199か所・B型15か所・ケアハウス2007か所・都市型59か所となっています。

 

申し込みは、それぞれの施設に直接申し込みですが、まずは個人の置かれた現状を整理し、市町村窓口に相談してくださいね。

では、また明日です。by Oshobu~

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