介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

90歳現役弁護士、湯川久子著「ほどよく距離を置きなさい」を読んで⑥

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湯川久子著「ほどよく距離を置きなさい」

2018.03.21

このシリーズについてとても良い本と出会いましたので、みなさんにシェアしたいと思います。小分けしてシリーズお届けします。中身に触れますが、推理小説で犯人が分かってしまう(笑)とか、サスペンスでどんでん返しがネタバレするとかではありませんので…作者は90歳を迎えてなお現役の弁護士で、九州では初の女性弁護士の湯川久子さんです。

主に人間関係について、後輩の我々に伝授してくれております。書いてある中身が分かればそれで良いと言う本ではありません。お手元に置いて、繰り返し読むことで、きっと心が軽くなると思います。10~20歳代と言うより、30歳代~より読んで頂きたい本とわたしは感じ取りました。なんせ著者は90歳の弁護士です!50歳代のわたしより先輩方々が読んでも大変糧の多いものと思います。

 

今回お伝えする事は、ぜひ頭の隅に…いや心の隅に留め置いて頂きたい事です。

わたしもそうします(笑)

 

湯川さんがある「詩」をご紹介くださっています。

詩人、吉野弘さんの『祝 婚歌』 

二人が睦まじくいるためには

二人が睦まじくいるためには

 

 

 

吉野弘詩集 (ハルキ文庫)

吉野弘詩集 (ハルキ文庫)

 

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 その中の一節…

「正しいことを言うときは

 少しひかえめにするほうがいい

 正しいことを言うときは

 相手を傷つけやすいものだと気付いているほうがいい」

 

この作品は夫婦円満の秘訣が詰まった詩なのですが、湯川さんは生きる指針のように思えて大切にしているそうです。

ここからは筆者の読み取りなのですが、この本の冒頭に民事(人間関係のもつれ)は、勝ち負けだけでは双方幸せになれない…とありましたね。

 

わたしも若い頃、正しい事を声高に言う若者でした。時を重ねていま思うと、多くの人を傷つけたな~と思います。その主張した正しい事は、いま確認しても正しい(法律的とか社会通念上とかではね)のですが、それらの出来事は人間関係的には、いま現在何のプラスにもなっていません。

 

「正しい事を言う時は、少し小さな声で」と言う言い回しがあるんですが、まさにそうかな~なんて最近思います^^;

勘違いしないでくださいね。言わなければいけない時は勿論ありますし、白黒がハッキリ必要な内容の時もあります。

 

ちょっと、わたしの文才では表現しきれないのですが、正しい事を主張する時の自分って尖ったナイフみたいになっているので、それを十分分かった上で話をするって事ですかね(伝わってる?苦笑)

 

ほどよく距離を置きなさい

ほどよく距離を置きなさい

 

 では、また明日です。by Oshobu~

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※このシリーズの記事

 

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