介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

高齢者のうつについて…

2018.01.03

 

高齢者になると、自然となくすものが増えてきます。退職により役職や役割・同僚との関り・連れ合いの死など…

今日のテーマは「高齢者のうつについて…」で、お送りします。

 

身近な人を亡くすと、気分がすぐれない・やる気が出ない…これ自然な事で、「悲観反応」と言います。ただ多くの方は長くても半年ほどで、落ち着きを取り戻し元気が出て来るものです。

 

もし家族の方で回復しない方(例:お父様を亡くされてお母様等)が居ましたら、「うつ病」の疑いももって下さい。うつ病は老化とは違う状態ですので、適切な治療で回復が望めます。

 

高齢者のうつは若い世代と比べて、憂鬱な気分より「意欲の低下」が強いのが特徴と言われています。多くの場合、頭痛や肩こりなどがあり、原因のわからない身体の不調は、不安を増大させひどく元気がなく見えたりします。

 

※特に注意が必要なのが、認知症との区別です。当然治療法が違いますので、専門家に見極めて頂く必要があります。

 

うつ病の予防には、些細なことでも良いので役割を見つけ、人とかかわりを持ち続ける事が良いとされています。

 

では、また明日です。

by Oshobu~