2017.03.18
今日のテーマは「福祉避難所とは?(介護をされている方は頭の片隅に置いておいて下さい)」でお送りします。
読者様は「福祉避難所」と言う存在をご存知ですか?わたしはこのブログを始めて、介護の勉強をするようになり知りました。
■被介護者には避難所生活はとても辛い
まぁみんな避難所生活は辛いのですが、やはり被介護者は特別です。
まず、周りの人の理解が得られにくい。災害時は健常者でも通常の精神状態ではありません。だから、普段ならやさしく対応出来る事もトラブルになります。
今までの災害では、認知症の人が非難して環境が変化した事に対応出来ずに、夜中にうろうろしたり・大声を上げたりで別の避難者とトラブルになるケースが多発しています。
またオムツ交換などの匂いの問題は、仕方ないことなのですが周りからすれば、耐えられるものではありません。
一言で言えば、被介護者本人と言うより、家族が周りに気を使うため出ていくのです。
■福祉避難所
解決策のひとつとして、福祉避難所の存在があります。これは、各自治体と協定を結び災害時には、バリアフリーが整った高齢者施設・障がい者施設・宿泊施設などを避難所として開放するものです。
場合によっては個室が用意出来る場合もありますし、何より介護する為の設備が整っているのが助かります。
■2次避難所としての位置づけ
ただし勝手には行けません。みんな設備の整った避難所に行きたい気持ちは同じです。公平の観点からも、まず1次避難所(公民館・小学校など)に避難してから、保健師らが本人の状況などを確認した上で、要特別支援者として受け入れます。
介護者の方は、災害に備えて知識として頭に入れておいて下さいね。
では、また明日です。
by Oshobu~