介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

高齢者の寒い浴室での入浴。血圧30以上の乱高下!東京都健康長寿医療センター研究所の実験にて。

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http://www.ac-illust.com/ 

2017年01月09日

 

こんにちは。

今日のテーマは「高齢者の寒い浴室での入浴。血圧30以上の乱高下!東京都健康長寿医療センター研究所の実験にて」でお送りします。

【思い出す昨年の失敗】 

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 昨年末ごろ、父が浴室で倒れて救急車騒ぎになったのですが、一番の原因は父が入浴を希望した時、条件的に危険を感じていたのに、許してしまった事です。

まぁ、この時父が亡くなっていたら、かなり自分を責める事になったと思う。

【東京都健康長寿医療センター研究所が実験】

実験は東京ガスの試験室で行われました。62~77歳の男性31名が参加して、お風呂の入ってから出るまでの血圧の変化を調べました。

 

脱衣場を18度・湯を41度に設定しています。

血圧は服を脱いだ直後の平均が154、風呂に入ると122に急降下、風呂を出ると再び急上昇しました。変動幅は32~35でした。

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http://www.ac-illust.com/ 

脱衣場と浴室を25度に設定、お湯はそのまま41度です。

そうすると、血圧の変動幅は15~22に縮小しました。

※若い方との違いは、まず高齢者は血管が硬くなっているため弾力性がないため血圧の、変動幅が大きくなります。その上、脈拍数が少ないため、血圧の急降下で脳に必要な血液が届きにくくなるのです。

 

う~ん(汗)、今となってははっきり分からないけど、父が倒れたのもこれが原因だろうな。気をつけよ^^;

【対策】

同研究所がHPでプレスリリースしている内容です。

①浴室をシャワーで暖める

②脱衣場や浴室に暖房を設置

③浴室の断熱性を高める

④夕食前・日没前に入浴

⑤湯温は41度以下

⑥食事直後・飲酒時の入浴を控える

※あと、参考数字としてこの研究所が、全国の消防本部への調査を元に推計した数字でいくと、急激な温度変化により健康被害で、高齢者を中心に年間死亡数は17,000人との事です。また1月は8月の10倍!心肺停止者が発生しています。

まさに今ですね。お互い注意していきましょう。

 

では、また明日です。

by Oshobu~