介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

インフルエンザ予防接種の憂鬱。うつべきかうたざるべきか?

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http://www.ac-illust.com/ フリーイラスト

2016年11月8日

 

おはようございます。

ちょっと、小説のキャッチみたいな始まり(笑)なのですが、今日のテーマは「インフルエンザ予防接種の憂鬱。うつべきかうたざるべきか?」でお送りします。

 

お世話になっている特別養護老人ホームから、母のインフルエンザ予防接種についての案内が来ました。この季節の風物詩な感じです。

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まぁ、初めての事でもないのですが「憂鬱」なのです。何が?と言いますと、わたしの中で母にインフルエンザ予防接種をうつ方が良いのか、そうでないのか?答えが出せていないのです。

【インフルエンザ】

インフルエンザ(ラテン語: influenza)はインフルエンザウイルスによって引き起こされる急性感染症。略称としてインフル(英語: flu)がある。多くは上気道炎症状・呼吸器疾患を伴うことで流行性感冒(りゅうこうせいかんぼう)、詰めて流感(りゅうかん)と言われる。
季節性インフルエンザには、A型、B型、C型の3種類があり、全ての年齢層に対して感染し、世界中で繰り返し流行している。日本などの温帯では、季節性インフルエンザは冬季に毎年のように流行する。通常、11月下旬から12月上旬頃に最初の発生、12月下旬に小ピーク。学校が冬休みの間は小康状態で、翌年の1-3月頃にその数が増加しピークを迎えて4-5月には流行は収まるパターンであるが、冬季だけに流行する感染症では無く夏期にも流行する事がある。A型は平均相対湿度50%以下になると流行しやすくなると報告されている。
全世界では毎年300-500万人がインフルエンザに感染し、25-50万人の死者を出している。先進国における死者は65歳以上人口が最も多い。また病欠・生産性低下といった社会的コストも大きい。
感染経路は咳やくしゃみなどによる飛沫感染が主と言われている。一般的には経口・経鼻で呼吸器系に感染する。飛沫核感染(空気感染)や接触感染など違った形式によるものもある。予防においては、有症状患者のマスク着用が有用であり、飛沫感染防止に特に効果的であるが、形状や機能性などによっては完全に防げない場合もある。マスクのみでは飛沫核感染や接触感染を防ぐことができないため、手洗い・うがいなどの対策も必要である。最も感染を予防できる方法はワクチンである。抗ウイルス薬も存在するが、ウイルスはすぐに耐性を獲得する。

 ウィキペディアより

※しっかり読み込むと怖い話です。毎年300~500万人がインフルエンザに罹患して、そのうち25~50万人死者が出ている、1割死んでいる病気ですね。

もちろん、先進国の日本では一割は亡くならないでしょうが、65歳以上の死者は多いようです。

【予防接種の是非】

厚生労働省の高齢者向けのリーフレットのリンク貼っておきますのでご覧ください。分かり易いです。

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/tool/dl/leaf03-02.pdf

政府はインフルエンザ予防接種推進です。

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予防接種法に基づく定期のインフルエンザ予防接種の対象

インフルエンザにかかると重症化しやすく、特に接種の意義が大きい以下の方は定期の予防接種 の対象となっています。予防接種を希望する方は、かかりつけの医師とご相談ください。

  • 65歳以上の方。
  • 60~64歳で、心臓や腎臓、呼吸器の機能に障害があり身の 回りの生活を極度に制限される方。
  • 60~64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に 障害があり日常生活がほとんど不可能な方。

 厚生労働省 インフルエンザ高齢者用リーフレットより

さて、問題は副作用です。

上記のリーフレットにもこうあります。

インフルエンザワクチンは、ウイルスの活性を失わせて、 免疫をつくるのに必要な成分を取り出し、病原性をなくした 「不活化ワクチン」です。接種によってインフルエンザを発症 することはありません。比較的多く見られる副反応は、接種 部分の発赤や腫れ、痛みなどで、通常は2~3日でなくなりま す。一方で、まれに重い副反応の報告がありますので、気に なる症状がある場合は医師に相談してください。

予防接種健康被害救済制度について

定期の予防接種による副反応のために、医療機関で治療が必要な場合や生活が不自由になった場合 (健康被害)は、法律に定められた救済制度(健康被害救済制度)があります。制度の利用を申しこむと きは、お住まいの市区町村にご相談ください(制度を利用するためには、一定の条件があります)。 ※詳細は、厚生労働省HPをごらんください「。予防接種 救済制度」で検索できます。

 厚生労働省 インフルエンザ高齢者用リーフレットより

※なんか怖いのです^^;

またインフルエンザ予防接種に反対の医師も多くいます。事の是非は分かりませんが、5万人のデーターから予防接種に効果がないと結論が出たとか!?

確かに、1994年当時の厚生省は集団接種をやめた経緯があります。

 

※法律で対象は定められていますが、断る自由はあります。

被介護者が自分で決めれれば一番いいのですが、わたしの母は意思表示が出来ませんので熟考いたします。

 

みなさまも、安易に考えず結論をお出しください。

では、今日はここまで。

by Oshobu~