介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

札幌市認知症高齢者向けグループホーム火災7人死亡の判決②

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2016年10月27日

 

おはようございます。

今日のテーマは「札幌市認知症高齢者向けグループホーム火災7人死亡の判決②」でお送りします。昨日の続きですね。

 【裁判の論点は火災が予見出来たか?】

結論からお伝えすると、業務上過失致死に問われて施設の社長には「無罪」の判決が出ました。このブログではこの判決が、正しいとかおかしいとか言うつもりはありません。情報が少なく判断出来ません。

 

筆者が考えるには、結果責任はどうなるのかな?と言う事です。

刑事責任を問うには、出火の原因を特定して、それが予見できた事なら対処を怠った事になります。予見が不可能なら罪はないでしょう。

うん。確かにそう!でも人が7人火災で死亡したのは事実だから…

【社長はこう言っています】

この社長は無罪判決後、コメントしています。

「判決の結論はともあれ、責任は痛感している。無くなられた方、ご遺族に深くお詫び申し上げる」と…

このコメントは評価出来ます。この通りだもん。

この社長には民事で、しっかり責任をとって頂きたいです。

 

で、その事も大切ですが、この教訓をどう生かすかです。

法律的にOK!だったからではなく、夜勤人数の法規制を変えるべきではないか?とか、結果に対する法律を制定した方がいいのでは?とか色々あると思うのです。

【まともに証言出来る人は一人】

9名入居していて7名死亡と言う事は、2名は存命ですね。

ただ、認知症施設ですので証言の信憑性には?がつくでしょう。

となると、夜勤の女性だけですが、うがった見方で申し訳ないですがやはり自己保身が気持ちに入ってくることは否定出来ません。

 

実際、裁判長はこの女性の証言を低く評価しています。

 

続き明日書きます!

では!by Oshobu~