介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

老老介護殺人事件!加東市介護殺人事件を読み解く

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http://www.ashinari.com/ 

2016年10月8日

2017.03.12再編集・更新

 

おはようございます。

今日のテーマは「老老介護殺人事件!加東市介護殺人事件を読み解く」でお送りします。

2016年9月6日にこの事件の判決が出ました。介護者にとっては他人事ではない事件の背景がありますので、読み解いていきたいと思います

 

老老介護とは?

夫婦だけに限らず、兄弟での場合も考えられます。

年老いた人が、年老いた人を介護する事で息子とか、娘とかと分け合って介護する場合にはあまり使いません。一対一の老人同士の介護生活ですね。

 

※この状況だけでも厳しいですよね。寿命が延びること=幸せになりにくい背景です。

例えば、90歳のご主人が90歳の妻を介護している風景…

いかに、自分のためにも・パートナーのためにも「ぴんぴんコロリ」が大事かですね。

■背景に妻の持病あり

兵庫県加東市の民家で今年4月、介護する認知症の妻(当時79)を82歳の夫が首を絞めて殺害した事件ですですが、妻は40年前に「統合失調症」を発症しています。

被告が食事から入浴にいたるまで一人で世話をしていたようです。

統合失調症

統合失調症(とうごうしっちょうしょう、: Schizophrenie: Schizophrénie: SchizophreniaSZ)とは、認知能力、思考、知覚、感情、言語、自己と他者の感覚、これらの歪みによって特徴付けられる症状を持つ精神障害の一つ一般的には幻聴幻覚、異常行動などである

ウィキペディアより

※40年…長いですね。

■追い討ちをかけるように

妻はその後、認知症になり骨折をきっかけに寝たきりになりました。

被告は訪問サービスは受けていたようですが、ほぼ一人で介護をしてきました。

 

被告と家族は地元の自治体に何度も相談していたようです。

7年前からの相談回数は74回にのぼります。

※これ、申し訳ないですが神戸市なら状況は少し違っていたかもしれません。

福祉は基本自治体単位です。力のある自治体と、そうでない自治体の格差は感じますね。

 

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■裁判での被告の証言

被告は「介護はもう限界に達していたが、娘たちに迷惑をかけると思うと相談出来なかった」と証言しています。

※ここが一番残念なところですね。どうやら息子さんも娘さんもいるようです。

ひとつは田舎と言う事があるのかな?嫁いだ娘は「あちらの嫁」と言う昔の感覚が被告の年齢からあってもおかしくないですね。「こんな相談をしたら娘の嫁ぎ先での立場が悪くなるような…」

しかし、残念です。

■検察は短絡的な犯行と主張

当時、妻の介護方針をめぐり息子さんと被告が揉めていたそうです。その時の言い合いが原因の短絡的な犯行と検察は主張し実刑を希望しています。

※この役人はアホ!ですな。

■地元の176人の住民から嘆願書

裁判には、刑をなんとか軽くしてほしいと地元から176人分の嘆願書が出されています。

※地元の人は、40年前からの介護を見ているのですからね。

田舎の176人は多いですよ!確かに息子さんとの言い合いが「引き金」でしょうけど、積み重なったものがある事を、検察は解らないといけない。

ただ、もちろん殺人を肯定するわけではありません。

 

地元の区長さんが、「被告が出て来たら以前のように道で会えば立ち話をしたい」と言っていたのが印象的でした。この近すぎず、遠からずがいいですね。

■判決

裁判長は、一人では介護が出来ず、子供に負担をかけることも出来ないと考え妻を殺害したと指摘しました。

先の見えない介護が続く中、肉体的・精神的に疲弊した状態だった事を考えれば、大きく非難することは出来ないと指摘して、執行猶予のついた判決になりました。

 

※この判決に対しては、読者様それぞれの感じ方があるでしょう。

とにかく一人で抱えない事!介護者を他の家族がほったらかしにしない事!

みなさん肝に銘じておきましょう。

 

今日はここまで!

by Oshobu~

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